中学時代〜高校入学
高校へ進学するため、学習塾に力を入れる。
私はちょっと変わった思考で、進学する条件を自分の中で何点か考えていた。
まず一つ目は、電車通学(上り路線限定)。
理由は、兄が40分の自転車通学をしていて、大変そうだったから。それと、高校生といったら電車通学で、学校終わりに定期で遊びに行けるからだ。
二つ目は、中学の友達が誰もいない高校へ行くこと。理由は特にない。何となくだ。
三つ目は、ソフトボール部がある高校。
ここから候補に上がったのが、電車で40分、最寄り駅の隣にある日本一駅から近い高校。
偏差値もそこそこ良く、野球が強い、校則もゆるく、自由な校風。
普通科と商業科があり、私は普通科が良かった。何故なら、兄が商業科の高校に通い、商業科目の勉強に苦労していたからだ。
下の子は、要領が良い。上を見て学ぶ。
しかし、この高校に入りたければ、若干偏差値の低い商業科なら確実に受かると、塾の先生に言われ、泣く泣く商業科へ進学する。
高校はそれなりに楽しかった。
部活は、中学のソフトボール部の先輩が吹奏楽部に入っていて、私も誘われ、悩んでいたが、1ヶ月遅れて、ソフトボール部へ入部し、1日で退部。アウェー感満載の雰囲気に耐えられなかったからだ。
ソフトボールをやる為に進学したのに、バカだった。何しに私は、ここまで来たのかといつも思っていた。