うつ病の再スタート

うつ病の経験とこれからの記録

社会人3年目

私の仕事は、接客・サービス業。それと、お客様の安全を管理する仕事。

繁忙期は1日3,000人〜4,000人のお客様対応。

アルバイト80人前後の管理。

1番の悩みは、人手不足。こんなにいて人手不足?と思うことでしょう。人手不足なんです。

 

毎日、グループLINEで、「この時間帯が足りないので、入れる方いませんか?」と人手を募る。個人でもLINEを送ってお願いする。連絡手段が、LINEだから休みの日も、連絡がくる。

休みの日、昼夜問わずに連絡がくるもんだから、公私混同し、心も休まらない。

毎日アルバイトに頭下げてお願いする。頭がおかしくなる。仕事がバカバカしく思えてくる。

人員確保を優先するあまり、他の業務が進まず、上から怒られ、自己嫌悪。

そんな日々を2年続けてきた。

 

3年目もこんな日々が続くのか、割り切ってやればいいのに、割り切れない。相手のことを考えると、時間を割いてまで働いてくれてる事に、心が痛かった。

あと1年、あと1年、頑張ろう。そう毎日思うばかり。

 

違う会社だったら、会社の事がよく分かってきて、後輩ができて、社会人というものに慣れてきて、余裕が出てくる頃なのかな?

私の3年目は、会社がますます良くわからなくなり、後輩と言ったら、50代の契約社員、余裕なんて全然ない。真逆だ。

 

ゴールデンウィークを気力で乗り切った後、同い年の一緒に責任者をやっていた子が、退職した。ここで、私の「うつ」のスイッチが入ってしまった。

 

その日は、月1回のミーティング。準備して、車で会社へ向かう。会社に近づくにつれて、鼓動が早くなる。息苦しい、吐き気がする。

会社へ行けなかった、休みたいという電話すらできなかった。どうしたらいいかわからなかった。恐怖と不安感で、死んでしまいたかった。

 

次の日、メンタルクリニックを受診し、うつ病と診断された。今思えば、ゴールデンウィーク前から、自分の身体がいつもと違うのは自覚症状としてあった。

この日を境に、底のない沼へと引きずり落ちていった。